中野区の地域密着工務店『アイエスシーのリフォーム』ブログ
「防災対策」についてご紹介
9月は災害が多いことから毎年「防災月間」となっております。
また9月1日は「防災の日」です。
これは、1923年9月1日に発生した関東大震災にちなんで制定されました。
来年(2023年)は地震発生から100年になります。
近年では、首都圏直下や南海トラフの巨大地震などがいつ起きてもおかしくない状態です。
台風、豪雨、地震が起きても対処できるよう、ここで今一度、防災対策について見直していきましょう!
■災害に備える住宅設備
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災害時に身の安全が確保できている場合、避難所ではなく自宅で過ごす「在宅避難」という選択肢も考えられます。
そのために、災害時でも生活できる設備をつくることをおすすめします。
〇災害に備える設備〇
<パントリー・収納スペースをつくる>
災害が起きた際に最低3日分、大規模の場合は1週間分の食べ物が必要になります。
それを1か所に収納するとなるとかなりのスペースを取るので、パントリー・収納スペースがあると便利です。
さらに、災害時に使用する生活用品を一緒に保管することで管理しやすくなります。
また、パントリーに耐震機能を追加することでシェルターの働きを持たせるのもよいでしょう。
<コンロをIHクッキングヒーターにする>
コンロはガスよりもIHクッキングヒーターを選んだほうがよいでしょう。
災害が起きた時、インフラの中で一番早く復旧するのは「電気」で、反対に一番遅いのはガスです。
2011年に発生した東日本大震災でも電気は1週間で98%以上復旧しました。
それに対し、ガスが95%以上復旧するまでには発生から1ヵ月以上かかっています。
ここからは、各災害への対策をご紹介します。
●地震対策
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建物の構造の種類によって震動の受け止め方が異なるため、これらを把握しておくことは地震対策において非常に重要なのです。
それぞれメリット・デメリットもありますので、ご紹介します。
<耐震>
耐震は、地震対策で最も一般的な構造です。
柱や梁などの建物の骨組みを筋かいや合板などで強化することにより、地震の揺れに耐える構造となっています。
〇メリット〇
・制震構造・免震構造よりも安価
・地震だけでなく台風(強風)にも強い
〇デメリット〇
・地震の揺れが直接伝わるので揺れが大きい
・上層階に行くほど揺れが激しい
<制震>
力を吸収する働きを持つ装置を設置することにより、地震の揺れを吸収する構造です。
〇メリット〇
・建物の倒壊をほぼ防ぐことが可能
・余震などの繰り返す揺れに強い
〇デメリット〇
・地盤が弱いと導入が難しい
<免振>
建物と基礎との間に免震装置を設置し、地盤と切り離すことで建物に地震の揺れを免れることができる構造です。
〇メリット〇
・大きな地震のときでも建物がほとんど揺れない
〇デメリット〇
・風による揺れにはあまり効果がない
・耐震構造・免震構造よりもコストが高い
●台風・豪雨(水害)対策
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台風は洪水・大雪・強風などと並んで天候の動きによる自然災害で、気象災害と言われます。
気象災害は地象災害に比べ、ある程度事前に備えることが出来るということが大きな特徴です。
注意すべきポイントとしては下記が挙げられます。
<外装>
外装のメンテナンスを行っていないと、雨水が家の中に浸入したり浸水する危険性があります。
〇対策〇
・クラックやコーキング補修
・耐水性の壁を張り替える
・防水用の壁を設置する
・玄関やガレージに止水板を設置する
<屋根>
暴風などで屋根瓦が飛んだりすることがあるので対策が必要です。
特に劣化した瓦は、落ちたり飛んだりすることもあり危険です。
〇対策〇
・劣化した瓦を張り替える
・防災瓦を使用する
・耐久性の高い屋根を使用する
<窓>
強風や激しい雨による窓ガラスの破損は、破片が飛んできたり強風が屋内に入り込むため大変危険です。
〇対策〇
・シャッターの設置
・面格子の設置
・飛散防止フィルムを貼る
リフォームをお考えの方もぜひ防災設備をご検討してみてはいかがでしょうか。
■今から備えられる防災用品
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もしもの時のために、避難時の持ち出し用品と緊急時用の備蓄は日頃から準備しておきましょう。
「準備はしていたけど、期限が切れていた。」「使えない。」ということがないように1年に1回確認をすることも大事です。
●避難時の持ち出し用品
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<飲食料>
缶詰め、ビスケット、飲料水など
<貴重品類>
預金通帳、保険証のコピー、現金(小銭)など
<医療用品>
包帯、消毒液、常備薬など
<避難用品>
ヘルメット、軍手、使い捨てマスクなど
<予備電力>
懐中電灯、スマートフォンの充電器、ラジオなど
<衣料品>
防寒服、下着、雨具など
<その他>
携帯トイレ、生理用品、紙おむつ、乳児用ミルクなど
●緊急時用の備蓄
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<飲食料>
レトルト食品、インスタント食品、飲料水
※3日~1週間分の備蓄があるといいです。
<生活用品>
給水用のタンク、紙製品、紙製の食器、水なしで使える衛生用品など
他にも詳しい内容が知りたい方は、行政機関や自治体の防災に関する情報サイトをご覧ください。
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