中野区の地域密着工務店『アイエスシーのリフォーム』ブログ
《梅雨のカビ対策》
《梅雨のカビ対策》
■ 新築時のポイント
・ 梅雨時期に家を建てても大丈夫?
・ マンションの場合
■ 今すぐできるカビ予防
・ カビが発生する条件
・ 場所別のカビ予防
■ カビの除去方法
・ 対処法~3ステップ~
・ カビが除去できない!
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家の中がジメジメする…
そんなとき、気を付けたいのが「カビ」の発生です。
今回は《梅雨のカビ対策》として、カビの予防から除去方法までご紹介します。
家づくりを検討されている方にもお役立ていただける内容ですので、ぜひご覧ください。
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■ 新築時のポイント
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・ 梅雨時期に家を建てても大丈夫?
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梅雨真っ只中。
「雨が多い時期に家を建てても大丈夫…?」
と、心配なさる方は多いかもしれません。
結論から申し上げますと
「雨に濡れてもきちんと乾燥期間を設ければ大丈夫!(注意点あり)」です。
<理由>
昨今、家を建てる際の木材は[乾燥材]を使用している施工会社がほとんどです。
乾燥材とは、所定の含水率まで乾燥させた木材のことを言います。
一度乾燥させた木材は、その表面から水分を吸収しにくい特徴があります。
そのため、工事現場で柱や梁が濡れてしまったとしても乾くのが早いため、木材が濡れても適切な乾燥期間を設けることで品質には影響しません。
<注意点>
◆ 木造軸組工法(在来工法)であること
柱を立ててからすぐに屋根の[野地板(のじいた)※1]を張るため、ツーバイフォー工法に比べて雨に濡れるリスクが少ないです。
※1 野地板(のじいた)…スレートや瓦などが置かれる屋根の下地板のこと。
◆ 余裕を持ったスケジュールであること
コンクリート打設時に大雨が降ったり、連雨の場合に乾燥期間が長くなったりして、工期が遅れることも想定されます。
そのため、完成予定日まで余裕を持ったスケジュールであることが望ましいです。
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・ マンションの場合
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戸建ての場合は方々に窓を作りやすいですが、マンションの場合は窓を作れる位置が限られていることが多いです。
そのため、換気がしにくく湿気がこもりやすい環境と言えるでしょう。
湿気がこもり、湿度が高くなるとカビが発生しやすいため、以下のような物件の場合は日頃からカビ予防を念入りに行うことをオススメします。
◆ 鉄筋コンクリート造/築年数が浅い(5~10年)物件
鉄筋コンクリート造は木造と比べて気密性が高く、湿気がこもりやすい構造をしています。
また、コンクリートは完全に乾燥するまで数年かかるため、築年数が浅い場合はより湿度が高くなりやすいです。
◆ 低層階(1~3階)物件
低層階は地面からの湿気を取り込みやすいため、上層階よりも湿度が高くなりやすいです。
また、1階の場合は防犯の観点から「窓を開ける機会が少ない」という方が多いかもしれません。
しかし、換気が十分にできないと湿度が高くなってしまいます。
\ポイント/
“湿度”が高くなりやすい物件
⇒カビが発生しやすいので予防することが大事
■ 今すぐできるカビ予防
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それでは、カビを予防するにはどうしたらよいでしょうか。
カビは湿度が高い物件に発生しやすいと申し上げましたが、湿度を含めた条件が揃うことで発生率は上がります。
まず、その条件をご紹介します。
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・ カビが発生する条件
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以下3つの条件が揃ったとき、カビが発生しやすいと言われています。
① 湿度が70%以上
② 温度が20℃~30℃
③ カビの餌となる養分がある(カビの養分は人間の皮脂や垢、毛髪)
“梅雨の時期にカビが発生しやすい”のは、以上の条件が揃いやすいからです。
カビは、湿度が60%を超えると徐々に活動し始めます。
となると「湿度をとにかく低くすれば良い?」と思われるかもしれませんが、湿度が低すぎるとウイルスが活性化するため、風邪やインフルエンザにかかりやすくなってしまいます。
そのため、理想の湿度は50%~60%位です。
また、カビの餌となる養分が無くなるよう、こまめに掃除をすることも大事です。
\ポイント/
温湿度計や湿度計を部屋に設置し、湿度をチェックしましょう。
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・ 場所別のカビ予防
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次に、具体的にはどのように予防すればよいか場所別にご紹介します。
◆ お風呂場
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お風呂上りに熱湯(50℃以上)を浴室内全体にかけます。
その後、換気扇や浴室乾燥機を使って換気し、浴室内全体を乾かしましょう。
ドライワイパーで壁や窓の水分を除去すると早く乾くためオススメです。
また、手が届かない天井は、フローリング用のワイパーとキッチンペーパーを使用すると簡単に掃除ができます。
消毒用アルコールスプレーを吹きかけたキッチンペーパーをワイパーに挟み、天井を拭き上げましょう。
※浴室にカビが残っている状態で換気扇をまわすと、カビが浴室全体に広がってしまう恐れがあります。
まずはカビを熱湯で死滅させてから乾燥させることが大事です。
◆ キッチン
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料理をしていないときでも換気扇を付け、湿気が溜まらないようにしましょう。
また、シンク下にも湿気は溜まりやすいため、1日に1回はシンク下を開けて空気を入れ替えることをオススメします。
更に、カビは石鹸カスも養分とします。
キッチン以外にも洗面所など、水回りはこまめに水分を拭き取ることが大事です。
消毒用アルコールスプレーで拭くと、カビ予防になります。
◆ 寝室
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寝室は、湿気が溜まりがちなクローゼットやタンスが置いてあったり、汗を吸った寝具があったりするため、カビが好む環境が整っていると言えます。
寝具は定期的に洗濯をするようにしましょう。
クローゼットは衣類にカビが繁殖する恐れもあります。
そのため、定期的にクローゼットを開けて空気を入れ替えましょう。
また、衣類は少し隙間を開けて収納するようにし、空気の通り道を確保することも大事です。
ジーンズやジャケットなど、一度着用した服は一晩ハンガーにかけて干し、湿気を完全に飛ばしてからクローゼットに収納しましょう。
タンスもクローゼットと同じように、定期的にクローゼットを開けて空気を入れ替えましょう。
また、壁にぴったりくっつけるのではなく、少し隙間を開けて設置することで空気の通り道を確保できます。掃除もしやすいため埃が溜まりにくくオススメです。
\ポイント/
・湿度を下げる(換気、扇風機、エアコンのドライ機能など)
・収納場所の通気性を良くする
・こまめに掃除を行う
■ カビの除去方法
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最後に、カビが発生してしまった場合の対処法をご紹介します。
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・ 対処法~3ステップ~
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① 換気をして掃除を行う
目に見えるカビがあるということは、その部屋全体にカビの胞子が浮遊している可能性があります。
掃除~カビ取り作業完了まで、換気は継続して行うようにしましょう。
② カビ取り剤や漂白剤を使用してカビを除去する
カビ取り剤や漂白剤をカビに吹きかけ、時間をおいてから拭き取ります。
※ゴム手袋を着用し、通気性の良い場所で行うようにしましょう。
<カビ取り剤や漂白剤の選び方>
◆ 塩素系
特徴…黒カビ色素の除去効果が最も高い
オススメの用途…浴室/キッチン
◆ 酸素系
特徴…塩素系の強い刺激臭がない
オススメの用途…キッチン用品/布製品
◆ 乳酸系
特徴…弱酸性なので革張りのソファーや木材製品にも使用可能
オススメの用途…木材製品/浴室/キッチン
③ 消毒用エタノールで拭き取る
カビ取り剤や漂白剤を使用した後は、カビの死骸を取り除くことが大事です。
消毒用エタノールで拭き取りましょう。
\ポイント/
防カビ剤はカビを防止するものなので、現在発生しているカビを除去する効果はありません。
そのため、カビ取りを行ってから使用するのが良いでしょう(使用される防カビ剤の説明書に従ってください)。
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・ カビが除去できない!
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ご自身でカビを除去できない場合や、カビを除去しても再び発生する場合は、施工会社や専門業者に相談しましょう。
例えば壁にカビが発生した場合「内部結露」が起こっている可能性もあります。
~「内部結露」とは~
空気が冷えると、空気に溶け込める水蒸気の最大量が下がります。
そこで溶け込めなくなった水蒸気は水滴となり、結露が発生します。
梅雨時期~夏の場合、水蒸気を蓄えた暖かい空気は、屋外から冷房などで冷えた屋内へと移動します。
そのとき(壁を通り抜けるうち)に空気が冷やされ、壁の中や床下など目に見えない内部で結露してしまうのです。
※冬も内部結露は発生します(冬の場合、空気は逆に屋内から屋外へ移動し、壁の中や床下で結露します)。
内部結露は目に見えない内部で起こっているため、ご自身で気が付きにくい現象です。 そのため、少しでも「おかしいな」と感じたら、早めに相談されることをオススメします。