4．リフォームの進め方：一度に全体をしなくてもOK

中古の住宅やお住まいの戸建て、マンションともに10年、20年と経つと、少なからず劣化が見られます。そのため、「そろそろリフォームをしようかな」と考えるタイミングが訪れます。最初は部分的に手を入れたい箇所があるかもしれませんが、途中で他の箇所も気になり始め、気が付けば全体の計画を立てている自分に気づくことでしょう。

例えば、一部屋の壁紙を変えたいと考えただけなのに、突如、キッチンやバスルームの改装も考え始める、ということがよくあります。全体をリフォームするとなると、標準的な家庭では1000万円は超える金額になります。

しかし、一度に全体を工事する必要はありません。予算が限られている場合や、その家でずっと暮らす決意がまだ固まっていない場合、周辺環境が変わって住む場所を変えなければならない可能性も考えられます。このような場合、様々なことを検討し、予算に合わせてまず最も直したいところからリフォームを始めるのが賢明です。