中野区の地域密着工務店『アイエスシーのリフォーム』ブログ
「家と家族を守る!台風対策で万全な備えを」
2024/9/17
家と家族を守る台風対策の重要性
近年は、地球温暖化や気候変動によって、かつてないほどの大雨やゲリラ豪雨、それによる洪水の発生など、風水害も頻繁に起きています。
「自分が住んでいる地域は大丈夫だろう」と思っていると、想定外の被害を受ける可能性があります。さらに対策が不十分だと、命の危険にさらされる可能性もあります。
これからの時期、台風上陸の恐れも高まりますが、台風は事前に接近の予測ができるため、自然災害の中でも備えができる災害です。
日頃から台風への正しい知識と情報で事前に準備し、被害を最小限に防ぎましょう。
今すぐできる台風対策
「ハザードマップ」で家の周囲の安全確認
まず、台風前に知っておくべきことは、家の周辺の安全確認です。ハザードマップを活用することで、災害が発生しやすい場所を事前に把握することができます。
災害が発生したとき、迅速に避難することができるよう、事前に次のポイントを確認しておきましょう。
- 「土砂災害警戒区域」や「土砂災害特別警戒区域」に入っていないか確認
- 予想されている浸水の「深さ」の確認
- 「家屋倒壊等氾濫想定区域」に指定されていないか確認
家族と避難場所を共有する
災害は家族が揃っているときに発生するとは限りません。避難場所を共有し、通信手段が利用できなくなった場合でも合流、安否確認ができるように準備しておきましょう。
- 避難場所はピンポイントで決める。(例:○○学校の正門の前)
- 避難経路を確認し複数のルートを確保する。また目的地まで実際に歩いてみる。朝と夜にそれぞれ歩くのが好ましい。
- 連絡先の共有(一覧化)をしておく。
備蓄品について
次に、備蓄品についてです。台風によって電気、ガス、水道とライフラインが止まってしまう可能性があります。各ライフラインでどんな準備ができるのかご紹介します。
- 電気:懐中電灯、モバイルバッテリーは電池や充電が十分にあるか確認し、準備をしましょう。また、充電式の大容量ポータブル電源や太陽光発電装置などがあれば、さらに安心です。
- ガス:簡易的なガスコンロがあると便利です。ガスボンベのストックがあるかも確認しておきましょう。
- 水道:水道水を汲み置きしておきましょう。水道水は、塩素が含まれているため、汲み置きから3日ほどは飲料水として使用することもできます。飲料水は長期保存水を備蓄しておくことも大切です。また、生活用水として浴槽に水を貯めておくと、トイレの排水用などに活用することができます。
- 非常食:火を通さずに食べられる缶詰やレトルト食品などを常備しておくとよいです。日頃からこれらを少し多めにストックしておきましょう。また、いざというときに賞味期限が切れていないよう、しっかり管理することが大切です。
家を守るための台風対策
家を守るための台風前の点検
家を守るためには、台風前に家の点検をしておく必要があります。特に重要な点検箇所は以下の通りです。
- 窓の周りの点検:窓自体や雨戸の付属品が出しっぱなしになっていないか。風で飛ばされるすだれやよしずなどは撤去してあるか。取り外しができないオーニング(日よけ)は留め具を確認して畳んでいるか。雨戸や網戸がきちんと閉まるか。
- 屋根周りの点検:瓦屋根の場合は、割れたり欠けたり、ずれたりしていないか。金属屋根は板金がしっかり留められているか。テレビアンテナがある場合、錆びたり緩んだりしていないか。
- 雨どいの点検:雨どいに落ち葉や泥が溜まっていないか。雨どいの接続部分が外れたりせず、下まで流れるか。
- 外壁の点検:ヒビや隙間ができていないか。コーキングはしっかりされているか。プロパンガスがある場合、固定されているか。
- 庭などの外構の点検:掃除用具、自転車など出しっぱなしになっていないか。庭木は固定されているか。
窓とドアの強化方法
最後に、台風が来る前にできる窓とドアを強化する方法についてご紹介します。
- 窓の強化方法:段ボールや養生テープ、ガムテープなどを貼り、飛来物による窓ガラスの飛散予防をしましょう。※窓に養生テープやガムテープを貼るときは、「米」字に貼ると良いです。
- ドアの強化方法:雨水の侵入を防ぐため、雑巾やタオルを下枠に当てましょう。雨水による浸水を防ぐため、土のうを用意して置いておきましょう。
事前に準備しておくことで実際に台風が接近しても、被害を最小限にすることができます。台風への早めの備えを徹底したうえで、万が一の際には避難のタイミングを正確にとらえ、危険と判断されたらためらわずに避難しましょう。