平屋・2階建て・3階建てで違う!住宅の防犯対策
秋になると暑さが和らぎ、換気のために窓を開ける機会が増えてきます。
また、行楽シーズンでもあり、家を留守にすることが多くなる時期です。
そのため、例年10月は住宅への侵入窃盗被害が増える傾向があります。
住宅は階数によって防犯のポイントが異なるため、今回は「平屋・2階建て・3階建てで違う!住宅の防犯対策」をテーマに、階数ごとの防犯のポイントをご紹介します。
新築を検討中の方も、お住まいの防犯を強化したい方も、ぜひご参考ください。
平屋の防犯対策
平屋は生活空間がすべて1階にあるため、窓からの侵入に特に注意が必要です。
新築|窓の配置や形状を工夫する
- 窓のサイズを小さくする
- 窓の数を減らす
- 採光のみのFIX窓を採用する
採光を確保したい場合は、天窓・高窓・腰高窓を組み合わせて配置するのも効果的です。
リフォーム|窓に防犯ガラスや補助錠をつける
- 防犯ガラスや防犯フィルムでガラス破りを防ぐ
- 面格子を設置して侵入経路をふさぐ
- 防犯シャッターで強固に守る
- 窓にも補助錠をつけ、ワンドア・ツーロックにする
2階建ての防犯対策
足場を利用すれば2階への侵入は容易なため、ベランダや窓周りに注意が必要です。
新築|ベランダの配置を工夫する
- 道路や隣家から死角になる位置は避ける
- 物置・室外機・カーポートなどが足場にならないようにする
- ランドリールームを設置し、あえてベランダを作らない選択も◎
リフォーム|2階窓の防犯を強化する
- ベランダや庭を整理し、ルーズな印象を与えない
- 脚立や収納ボックスなど、足場になり得るものを置かない
- 窓は平屋と同様に、防犯ガラスや補助錠で強化する
3階建ての防犯対策
3階の窓からの侵入は困難なため、主に玄関や勝手口からの侵入リスクに注意が必要です。
新築|玄関まわりのセキュリティを強化する
- 玄関は道路から適度に見える位置に設ける
- 塀は「透け感」のあるデザインで死角を作らない
- 玄関横の窓は高窓や防犯ガラスを採用する
- 勝手口を設ける場合は、防犯ガラス・補助錠・センサーライトを併用
リフォーム|防犯カメラ等で死角を補う
敷地が細長い3階建ては死角が生まれやすいため、防犯カメラやセンサーライトを活用しましょう。
また、多くの自治体で防犯機器の購入・設置に対する補助金制度があるので、活用を検討するのもおすすめです。
まとめ
- 平屋は窓の防犯
- 2階建てはベランダや2階窓の防犯
- 3階建ては玄関まわりの防犯
いずれの住宅でも、まずは「すべての出入口の施錠」が基本。
階数に応じた工夫を取り入れて、安全・安心な住まいを守りましょう。