施工実績
水まわりから屋根・外壁まで|中野区の戸建て大規模リフォーム
ご両親から受け継いだ住まいを、キッチン・浴室の水まわりから和室の洋室化、内窓、屋根・外壁まで見直した相続リフォームです。屋根はアイジー工業「スーパーガルテクト」(ネイビー)によるカバー工法、外壁は大日本塗料「EXTRAスマイルシリコン」で塗装しました。設備を一つずつ交換していく工事ではなく、これから先も長く使い続けられるように、内も外もまとめて整えています。

RENOVATION SCOPE / 今回変えたところ
- 屋根カバー工法
- 外壁塗装
- 内窓15か所
- 和室 → 洋室
- 2階LDK
- キッチン
- 浴室
- 洗面所
- トイレ2か所
- 3階 洋室
- 押入れ → クローゼット
- 2〜3階の階段
- 建具
- 床・壁・天井
- シーリング
- 雨どい・集水器
- 雪止め
- 電動シャッター交換
- 給湯器
- 電気設備
- 網戸15か所
※金額は工事内容・仕様・現場状況により変動します。
PLANNING NOTE
ご両親から受け継いだ、築45年の住まいです。はじめにご相談いただいたのは室内のことでした。ただ、住まいを一周見ていくと、直したほうがよい場所は屋根と外壁にもありました。外まわりの工事には足場が要ります。足場は組んでばらすだけで費用と日数がかかるため、室内と時期を分ければその分がもう一度必要になります。3月の着工と同時に足場を立て、内装の解体と並行して屋根に取りかかりました。
01 / LDK2階LDK|16.62帖を、ひとつづきに
2階のLDKは16.62帖。床・壁・天井の仕上げをやり替え、キッチン、建具、窓まわりまで含めて作り直しました。天井は下地から組み直しています。


※同じ部屋を別々の位置から撮影したものです。同一アングルの比較ではありません。
床はサンゲツのフロアタイル、スージーチェスナット(WD2004)。壁と天井はSP9701です。キッチンは壁で仕切らず、LDKの一角に納めました。限られた広さでは、仕切りを増やすほど狭く感じます。ひとつづきにして、16.62帖をそのまま使えるようにしています。既存の収納はそのまま残しました。
02 / KITCHENキッチン|間口1800に、必要なものを納める
BEFORE

AFTER

※同じ場所の工事前と完成後です。
改修前は、流し台の脇に小型のガス湯沸器が下がり、プロペラ式の換気扇と砂壁、吹付天井という古い形のキッチンでした。この一角をまるごと解体し、キッチンパネルを張って、クリナップの「コルティ」I型 W1800を入れています。扉は明るいオークラテの木目、天板はステンレスです。

間口1800mmは小さい部類に入ります。それでも毎日使うものはひととおり納まりました。レンジフードは打ち合わせの途中でフラットスリムタイプに変更しています。前に出っ張らない形なので、コンロの前に立ったときに頭上が気になりません。
03 / BATHROOM浴室|足すのではなく、省く
BEFORE

AFTER

TOTOのサザナ、HTシリーズのSタイプ 1216サイズ。正面のアクセントパネルはセイランで、濃い藍色に刷毛でひいたような表情が入った柄です。周囲はプリエホワイト、浴槽も床も白でそろえました。
この浴室で決めたことのひとつは、付けなかったものです。鏡、収納棚、カウンターの3つを付けていません。水垢と石けんカスがいちばん溜まる場所で、使わないのであれば無いほうが掃除は楽になります。そのうえで手すりは足しました。浴槽の縦型ハンドグリップ2本と、出入口の横手すり1本。3階の浴室なので、階段を上がってから入ることになります。
04 / TOILETトイレ|階ごとに、選び方を変える


2階は手洗い付きのタンクが付いた組み合わせ便器。3階はタンクのない形にして、そのぶん奥行きに余裕を持たせました。紙巻器は木質タイプのクリエラスクです。同じものを2つ入れるほうが、話は簡単です。ただ、階が違えば使う人も使い方も変わります。どちらも床・壁・天井を仕上げ直し、建具と窓枠を交換しました。
05 / ROOM和室から洋室へ|いちばん変化の大きかった部屋
BEFORE / 和室

AFTER / 洋室

※同じ場所の工事前と完成後です。撮影の位置と画角は完全には一致していません。
改修前は、柱と長押が見える真壁の和室でした。天井は竿縁天井、床は畳、収納は天袋の付いた押入れです。
和室を洋室にする工事は、畳をフローリングに替えるだけでは終わりません。畳を上げると床の高さが変わるため、廊下や隣の部屋と段差が出ないように根太と床下地を組み直すところから始めます。壁は柱の見える真壁から、面でそろう大壁へ。柱の外側に胴縁を組み、プラスターボードを張ってクロスで仕上げました。床はフロアタイルのアデルウォルナット(WD2047)、クロスはSP9728です。

06 / INTERIOR室内の仕上げ|洗面・建具・階段・内窓
居室と水まわり以外も、2階と3階をひととおり仕上げ直しています。


INTERIOR SPEC
- 洗面所/洗面化粧台を TOTO「サクア」W750 へ交換。三面鏡の裏がそのまま収納になります。たわみの出ていた床下地を直し、洗濯機の防水パンと水栓、換気扇、分電盤もあわせて更新
- 建具/Panasonic「ベリティス」イデアオーク柄。リビング・洋室・トイレのドアから収納の扉まで同じ色柄でそろえ、枠の色も扉に合わせています。部屋ごとに選ぶと家全体がちぐはぐになります
- 階段/2階と3階をつなぐ階段はカバー工法。既存を撤去せず、上から新しい部材をかぶせています。色はチェリー柄、段の先端には滑り止めを入れ、照明も交換しました
- 内窓/LIXIL「インプラス」(ペアガラス透明)を住まい全体の15か所に設置。既存サッシを外さず内側にもう一枚足す工事で、壁を壊さずに済みます。当初の計画は12か所でしたが、打ち合わせの中で3か所を追加しました
- 床・壁・天井/2階はサンゲツ フロアタイル スージーチェスナット(WD2004)+クロスSP9701、3階はアデルウォルナット(WD2047)+クロスSP9728
07 / ROOF & EXTERIOR屋根・外壁|住まいの外側まで、まとめて

屋根は約43㎡。既存の屋根を撤去せず、その上から新しい屋根材をかぶせるカバー工法で施工しました。使ったのはアイジー工業の「スーパーガルテクト」、色はネイビーです。
施工中

仕上がり

「施工中」の写真が、カバー工法のいちばん分かりやすい場面です。手前はすでにネイビーの屋根材が葺き上がり、奥にはまだ下葺きのルーフィングが見えています。既存の屋根はそのまま残し、その上に防水のルーフィングを敷き、新しい屋根材を軒先から棟へ向かって葺き上げていきました。カバー工法は既存の屋根を撤去しない分、廃材がほとんど出ません。解体と処分の手間が減り、工期も短く収まります。

雨どいは既存を撤去し、軒どい・竪どい・集水器まで取り替えました。屋根面には雪止めも設けています。
外壁の塗装は約214㎡。塗料は大日本塗料のEXTRAスマイルシリコンです。高圧洗浄で汚れを落とし、クラックの下地補修をしてから下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りで仕上げ、雨戸などの付帯部もあわせて塗りました。シーリングの打ち替えは塗装とは別の日に行っています。足場は274㎡。この足場は屋根の工事と共用しています。別々の年にやれば足場代が2回かかるためです。
OTHER WORKS
- 電動シャッター/文化シャッター 電動軽量シャッター(約3500×1600)へ交換
- 給湯器/16号のガス給湯器へ交換、マルチリモコン
- 電気設備/配線・照明器具の更新、分電盤の交換、インターホン交換
- そのほか/カーテンレール10か所・物干し(ホスクリーン)2か所・網戸の張り替え15か所・玄関ドアのシリンダー交換
08 / TIMELINE約3か月の記録
- 序盤
着工・足場・内装解体
着工後、足場を組み、内装の解体から。並行して既存の雨どいを撤去し、屋根の工事へ。下旬には大工工事と給排水の配管が動いています。
- 中盤
外壁塗装・ユニットバス
足場の上で外壁の洗浄と塗装。中旬に浴室のユニットバスを組み立てました。
- 終盤
内装仕上げ・キッチン・足場ばらし
クロスとフロアタイルの仕上げ。上旬にキッチンを組み立て、給排水を結びます。雨どいの取り付けと残りの塗装を終え、中旬に足場を解体しました。
- 完了
クリーニング・お引き渡し
下旬にクリーニング。網戸の張り替えと玄関シリンダーの交換を加えて、6月にお引き渡しとなりました。
09 / STAFF VOICE担当者から
リフォームは、物語。
気になっていた場所を直す工事から始まって、住まい全体を整える工事になりました。
中の仕上げも、屋根も、外壁も、同じ3か月のなかで。
家は、部分の集まりではありません。
どこから手をつけるかを一緒に考えるところから、私たちの仕事だと思っています。
こちらの施工事例も是非ご覧ください















担当:岩井 亮祐
今回は、水まわりだけでなく、内装・窓・屋根・外壁まで工事範囲が広かったため、それぞれを別々に考えるのではなく、住まい全体のつながりを意識して進めました。
3階では和室を洋室へ変更し、押入れもクローゼットへ。キッチンや浴室などの設備交換に加え、内窓15か所、屋根・外壁までまとめて施工しています。
工事範囲が広いからこそ、各工程の納まりや仕上がりを一つずつ確認しながら進めました。