施工実績
在来浴室を、シンラへ。窓と換気まで整えた2階の水まわり|東京都中野区の戸建て
2階にあったタイル張りの在来浴室を、TOTOシンラ1717へ入れ替えたリフォームです。入れ替えたのは浴室の箱だけではありません。既存の窓と天窓を塞ぎ、換気のダクトと電源を新しく引き、洗面所とトイレ、給湯器と分電盤まで同じ工期の中で手を入れました。足場を架けているあいだに、外壁塗装もあわせて行っています。一方で、洗面所とトイレの床は既存のまま残しました。

RENOVATION SCOPE / 今回変えたところ
- 浴室(TOTO シンラ HLシリーズ Dタイプ 1717)
- 洗面化粧台(TOTO エスクア 間口900mm)
- トイレ(TOTO ネオレスト LS2 手洗器付)
- 外壁塗装
- 在来浴室の解体
- 浴室の既存窓と天窓を塞ぐ
- 浴室換気暖房乾燥機「三乾王」と換気ダクトの新設
- 浴室の電源・アース工事(楽湯・床ワイパー洗浄・調光調色システム)
- 洗面所にガス衣類乾燥機(乾太くん)を設置
- 洗面所の既存窓を塞ぐ
- 洗面化粧台の間口を1,000mmから900mmへ
- 分電盤の交換(60A)
- コンセント・水栓位置の変更
- 給湯器の交換
- 洗面所のダウンライト/トイレのダウンライト交換
- 洗面所・トイレの壁と天井のクロス張替え
- 給排水配管工事
- 足場の架設・高圧洗浄・屋根工事・雨どい
※金額は工事内容・仕様・現場状況により変動します。約880万円(税込)は、上記を含む工事一式の金額です。
EXISTING / 今回活かしたもの
洗面所とトイレの床は、既存のまま残しました。どちらも大判のタイルで、傷みが出ていなかったためです。トイレの建具もそのままです。設備と、その裏にある配管・電気・換気を重点的に更新し、まだ使えるものは残す。その分を、窓を塞ぐ工事や電源の新設にあてています。
BEFORE工事前の状態
浴室は2階にありました。壁は白い小口タイル、腰の高さに柄の入った装飾タイルが一周し、浴槽は濃い茶色。洗い場の奥には縦長のすりガラス窓があり、天井には採光のパネルが入っていて、昼間はそこから光が落ちていました。
洗面所は白い洗面化粧台に吊戸棚が2つ。化粧台の上には小窓がありました。トイレはベージュのタンク一体型で、奥の壁は濃紺のクロス。床は黒い大判タイルです。
2階に浴室・洗面所・トイレが並び、その先に食堂と台所、居間と和室がある間取りです。水まわりを触るということは、生活の中心に手を入れるということでもありました。

BATHROOM浴室|箱を入れる前に、窓と換気を決める
TOTOのシンラ、HLシリーズのDタイプ 1717(1坪サイズ)です。壁は一面をシルバーストーンブラック、残りをストーリアグレー。床はお掃除ラクラクほっカラリ床のコブルグレー、浴槽とエプロンはエレノアグレー、カウンターはフロスタルブラック。天井はホワイトで、ドアはブラックのスッキリドア(W800×H2000、有効開口幅704mm)です。


在来浴室にあった縦長の窓と、天井の採光パネルは、どちらも塞ぎました。ユニットバスは壁パネルで囲う構造なので、開口を残すと位置と割り付けの制約が増え、外壁側の防水処理まで別の工事になります。今回は開口を残さず、換気と照明で環境をつくる方を選びました。
肩楽湯・腰楽湯の「楽湯」、床ワイパー洗浄(きれい除菌水)、おそうじ浴槽、魔法びん浴槽。これらはいずれも電源が要る機能で、専用の電源ボックスが天井裏に入ります。天井裏に250mm以上のふところを確保し、そこへ電源を送る配線を先に済ませてから、ユニットを組み立てました。順番を間違えると後戻りができないところです。

BATHROOM SPEC
- ユニットバス/TOTO シンラ HLシリーズ Dタイプ 1717(1坪サイズ・戸建用)
- 壁 アクセントパネル/シルバーストーンブラック
- 壁 周辺パネル/ストーリアグレー
- 床/お掃除ラクラクほっカラリ床 コブルグレー(石調)
- 浴槽/ファーストクラス浴槽(ストレート/ステップ付き) エレノアグレー(エプロンも同色)
- カウンター/お掃除ラクラクカウンター 人工大理石[フロスト調] フロスタルブラック
- 天井/平天井(抗菌・防カビ仕様) ホワイト 壁高さ2,150mm
- ドア/開き戸(スッキリドア)換気口開閉式 W800×H2000(有効開口幅704mm) ブラック
- 機能/楽湯(肩楽湯・腰楽湯)/床ワイパー洗浄(きれい除菌水)/おそうじ浴槽/魔法びん浴槽
- 照明/調光調色システム ダウンライト4灯 + カウンター下照明 + 肩楽湯照明
- 換気/浴室換気暖房乾燥機「三乾王」 1室換気 100V
- 水栓・シャワー/2WAYタッチ水栓/コンフォートウエーブシャワー(メタル調)
- ふろふた/2枚割ふた(断熱仕様)
- 造作/断熱材パック・断熱防水パン/ランドリーパイプ1本/浴槽横 手すりL600/スライドハンガー付インテリアバー L1000/タオル掛け/フリーポケット2個
- 工事/既存窓と天窓を塞ぐ/換気ダクト新設/電源・アース工事(D種接地)
WASHROOM洗面所|間口を100mm詰めて、乾燥機の場所をつくる
洗面化粧台はTOTOのエスクア、間口900mm。それまで使っていた1,000mmより100mm小さくしています。小さくしたのは、ガス衣類乾燥機(乾太くん)を置く場所をつくるためです。


カウンターはベネトブラックの大柄石目調、扉はルフレダークグレー、取っ手はブラック。洗面ボウルは人工大理石のホワイトで、バックパネルはレッタホワイト。水栓はタッチレスのハイネックスウィング水栓で、きれい除菌水の生成器が付きます。鏡は三面鏡。上に照明が入り、鏡の裏は全面が収納になっています。

浴室と同じく、既存の窓は塞ぎました。窓があった位置には三面鏡が納まっています。壁と天井のクロスは張り替えましたが、床は既存のまま残しています。大判のタイルで、傷みが出ていなかったためです。
分電盤も60Aへ交換しました。浴室の楽湯・床ワイパー洗浄・調光調色システム、乾太くん、洗面所の暖房機。今回入れた機器はどれも電源が要ります。図面にも「電気工事は必ず有資格者が実施すること」と明記されている部分で、先に電気の側を整えておかないと、設備が入っても使えません。
WASHROOM SPEC
- 洗面化粧台/TOTO エスクア 間口900mm(カウンター高さ800mm・全高1,900mm)
- カウンター/大柄石目調 ベネトブラック(人工大理石ボウル一体型)
- 洗面ボウル/ホワイト(人工大理石製)
- 扉・取っ手/ルフレダークグレー / ブラック
- 水栓/タッチレス ハイネックスウィング水栓(きれい除菌水生成器付)
- ミラー/三面鏡(上照明・エコミラー) 全面鏡裏収納・可動棚9枚・コンセント3個
- バックパネル/柄タイプ レッタホワイト
- キャビネット/フルキャビネット
- 主な品番/カウンター・洗面器 LCSHB900DRDAC1QGG / 水栓 LJSHB002ANJ1A / 排水金具 LHB002ECG1G / キャビネット LBHB090BGDGG1K / 三面鏡 LMHB090G3GLC1D / バックパネル LPSHB900GSD1W
- 設備/ガス衣類乾燥機(乾太くん)を設置
- 電気/分電盤を60Aへ交換 / ダウンライト
- 工事/既存窓を塞ぐ / 洗面化粧台の間口 1,000mm → 900mm / コンセント・水栓位置の変更
- 内装/壁・天井クロス RE55613
- 既存利用/床はそのまま
TOILETトイレ|床はそのまま、便器と壁を替える
TOTOのネオレスト LS2、手洗器付きのワンデーリモデル(0.5坪プラン)です。床排水リモデル用の排水心可変タイプなので、既存の排水位置をそのまま使えます。大がかりな給排水工事をせずに、手洗器まで含めて納められる工法です。


手洗器はベッセルタイプの丸形に自動水栓。紙巻器はメタル製のマット仕上げ。アクセントパネルはマルモビアンコで、壁と天井のクロスを張り替えました。リモコンはスティックタイプのシルバーです。
床の黒い大判タイルは、そのまま残しています。奥の壁が濃紺だったところに白いマーブルのパネルが入り、天井の照明を球形からダウンライトに替えただけで、同じ床でも印象が変わりました。
TOILET SPEC
- 便器/TOTO ネオレスト LS2 手洗器付(ワンデーリモデル・0.5坪 08×16プラン)
- 給排水/床排水リモデル用(排水心可変)・一般地
- 手洗器/ベッセルタイプ(丸形)/自動水栓 右勝手
- アクセントパネル/マルモビアンコ
- 便器・手洗器・カウンター/ホワイト
- リモコン/スティックリモコン(シルバー)
- 紙巻器/メタル製(マット仕上げ)
- 照明/ダウンライト交換
- 内装/壁・天井クロス RE55491 / アクセント RE55494
- 既存利用/床タイル・建具はそのまま
CONSTRUCTION工事中|天井を開けて、配管と電気を通す
仕上がってしまえば見えなくなりますが、今回いちばん手間がかかったのはここです。
在来浴室を解体すると、浴槽の下から床組と配管が出てきます。2階の浴室なので、床下はそのまま1階の天井裏です。給水・給湯の配管、排水、電気の配線が、この狭いところに集まっています。


洗面所側の天井も開けました。天井裏には、浴室の電源ボックスを納めるふところと、換気のダクトを通す経路が要ります。配管と配線の位置を決めてから、ユニットを組み立てる。この順番は動かせません。
EXTERIOR外まわり|足場があるうちに、外壁も
浴室の換気ダクトを外へ抜くのに、外部の足場が必要でした。足場を架けるなら、そのあいだに外壁も。そういう工程にしています。
屋根と外壁を高圧洗浄し、そこから外壁塗装。雨どいも同じ工期の中で手を入れました。足場を2回架けるより、1回で済ませたほうが費用も期間も抑えられます。
SCHEDULE工程|約3週間の工事
足場を架けるところから始め、屋根まわり、浴室の解体、配管と電気、ユニットバスの組立て、内装仕上げまでを1つの工程表にまとめて進めました。外壁塗装は足場が架かっているあいだに並行しています。
着工から完了までの流れ
- 着工/工事のはじまり
- 序盤/足場架設、屋根まわりの工事、浴室の解体、電気配線、外壁塗装のはじまり
- /給排水の配管、ユニットバスの組立て、枠工事
- 終盤/内装クロス、電気の結線、トイレ・洗面工事、雨どい、足場解体
- 工期/約3週間
※工期は現場の状況により前後する場合があります。
STAFF VOICE担当者から
こちらの施工事例も是非ご覧ください













担当:岩井 亮祐
今回は、2階の在来浴室を中心に、洗面・トイレ・給湯器、さらに外壁までまとめて工事しました。
浴室はシンラをきれいに納めるだけでなく、既存の窓や天窓を塞ぎ、浴室乾燥機のダクトや床ワイパー・楽湯などに必要な電気工事まで含めて、一つずつ整えています。
洗面室も、洗面台をW1000からW900へ見直し、乾太くんの設置や分電盤交換、コンセント・水栓位置の変更まで行いました。
すべてを新しくするのではなく、洗面やトイレの床など、まだ使えるものはそのまま生かしています。
見た目をきれいにすることはもちろんですが、新しい設備がきちんと使いやすく納まるよう、見えない部分まで含めて住まい全体を整えたリフォームです。