施工実績
浴室から、玄関、キッチンへ。暮らしに合わせて段階的に整えた戸建てリフォーム|中野区
東京都中野区の戸建てで、浴室・洗面から始まり、玄関ドア、そしてキッチン・LDKへと、暮らしに合わせて段階的にリフォームを行いました。一度にすべてを変えるのではなく、その時々の課題とご希望に向き合いながら、住まいを少しずつ整えていった事例です。
RENOVATION SCOPE / 今回変えたところ
- ユニットバス交換
- システムキッチン交換
- 玄関ドア交換
- 浴室の内窓
- 浴室暖房乾燥機
- 1階 洗面化粧台
- 2階 洗面化粧台
- 給湯器交換
- 既存小屋の解体
- キッチンの対面化
- 背面収納
- 可動棚の造作
- 柱の入れ替え
- 壁掛けテレビの下地
- LDKの内装
- 和室の内装
- 玄関・廊下・階段の内装
- 床フロアタイル上張り
- 分電盤交換
- ダウンライト・スイッチ改修
※金額は2025年に実施した3回の工事(追加工事を含む)の合計です(税込)。工事内容・仕様・現場状況により変動します。
01 / STORY一度に全部ではなく、必要なところから
最初にご相談をいただいたのは、浴室と洗面所でした。2024年12月に現地を確認し、浴室・1階の洗面所・2階の洗面台、それに屋外の給湯器まで一通り拝見しています。
お見積りは1月25日にお出ししたあと、2月15日、2月18日、2月28日と作り直しました。途中で給湯器の交換と、屋外にあった既存小屋の解体が加わり、内容が固まったのは2月末です。着工は5月でした。
この工事が終わった約2週間後、5月30日に玄関ドアとキッチンのお見積りを同時にお出ししています。先に決まったのが玄関ドアで、7月に交換。キッチンはそこから7月18日・7月21日・7月31日と3回作り直し、9月の着工が決まりました。
結果として、2025年のあいだに3回に分けて工事をさせていただくことになりました。最初から全体の計画があったわけではありません。一つ終えるごとに次のご相談をいただき、その都度お見積りを作り直しています。
- 2024.12
現地調査
浴室・1階洗面所・2階洗面台・給湯器を確認。
- 2025.05
第1期|浴室・洗面
5月12日着工、17日引渡し。ユニットバス、1階・2階の洗面化粧台、浴室の内窓、給湯器の交換、既存小屋の解体。工期は約1週間。
- 2025.07
第2期|玄関ドア
玄関ドアをLIXIL「リシェント」へ交換。既存のタイルはそのまま活かしています。
- 2025.09
第3期|キッチン・LDK
9月3日着工、20日完了。キッチンを対面のペニンシュラ型に変更し、LDK・和室・玄関・廊下・階段の内装まで。工期は約3週間。
02 / 2025.05 BATHROOMまず、浴室から
改修前の浴室は、壁も床もタイル張りでした。ユニットバスはTOTOの「シンラ」1616サイズ。天井には浴室暖房乾燥機を組み込み、既存の窓には内窓を入れています。


窓の位置はそのまま。手前に鏡、奥に浴槽という並びも変えていません。


BATHROOM SPEC
- ユニットバス/TOTO シンラ 1616サイズ
- 換気・暖房/浴室暖房乾燥機(換気ダクト配管を新設)
- 内窓/LIXIL インプラス 浴室仕様 引違い2枚建 ユニットバス納まり
- 給湯器/24号ガス給湯器へ交換(マルチリモコン・浴室コードレスリモコン付)
- その他/既存ユニットバスの解体・撤去、浴室ドア枠、壁の間仕切り工事、既設エアコンの撤去
WINDOW NOTE
浴室の窓は、外側のサッシを交換しなくても、内側にもう一枚窓を足すことで断熱性を高められます。今回のようにユニットバスを入れ替える工事では、ユニットバスの壁に納まる専用の仕様を使います。この工事の一部は、国の「子育てグリーン住宅支援事業」の補助対象になりました。
03 / 2025.05 WASHROOM1階と2階、それぞれに合う洗面台を
洗面化粧台は1階と2階の2か所。同じ機種で揃えるのではなく、使い方に合わせて別々に選んでいます。
1階|洗面脱衣室
浴室の手前にあり、洗濯機置き場を兼ねる部屋です。間口1,200mmの木目調タイプを選び、床・壁・天井まで一緒に張り替えました。壁の一面だけ、花柄のクロスを入れています。


吊戸棚をやめて、鏡の上まで抜けた見え方に。洗濯機の位置は変えていません。


2階|洗面台
2階は間口750mm。1階より幅が限られるため、収納量を確保できる三面鏡タイプに、横のトールキャビネットを組み合わせました。扉の色はホワイトです。


WASHROOM SPEC
- 1階 洗面化粧台/TOTO ドレーナ 間口1,200mm 木目調キャビネット(ラフペールウッド)+木枠一面鏡(収納付)
- 1階 水栓・パネル/ハイネックスウィング水栓(ホース付)/タイル調アクセントパネル(ホワイト)
- 1階 内装・電気/床クッションフロア・壁天井クロス張り替え/窓台交換/巾木貼り替え/換気扇本体交換/ダウンライト100Φ 温白色2灯/スイッチ・コンセント改修/洗濯用水栓
- 2階 洗面化粧台/TOTO サクア 間口750mm 2段引き出し(扉:ホワイト)+ワイドLED一面鏡
- 2階 水栓/エアインスウィング水栓
04 / 2025.07 ENTRANCE DOOR次に、玄関ドア
第1期が終わって2週間後にお見積りをお出しし、7月に玄関ドアを交換しました。既存のドアは濃い色の親子ドア。壁を壊さずにドアだけを入れ替えられるLIXILの「リシェント」を使い、玄関前のタイルはそのまま活かしています。新しいドアは、細い縦のラインとガラスが入った採光タイプ。閉めたままでも玄関に光が入ります。


壁も玄関前のタイルも壊さずに、ドアだけを入れ替えています。左手の照明と外壁は、どちらにも写っている既存のものです。
ENTRANCE DOOR SPEC
- 玄関ドア/LIXIL リシェント(カバー工法によるドア交換)
- 付帯工事/既存ドアの解体・撤去、廃材処分、取付工事 ※玄関タイルは既存のまま
- 工期/2025年7月
DOOR NOTE
玄関ドアの交換は、既存の枠を残してその上から新しい枠をかぶせる方法(カバー工法)であれば、周りの壁やタイルを壊さずに交換できます。今回もこの方法を選び、玄関前のタイルや外構には手を入れていません。
05 / 2025.09 KITCHEN秋、キッチンを対面に
この住まいでいちばん大きく変わったのがキッチンです。改修前は、柱と壁で仕切られた独立した部屋でした。壁付けのキッチンに吊戸棚、腰壁は紫のタイル。料理をする人が、家族から離れてしまう配置です。


ほぼ同じ位置から撮影したものです。仕切っていた柱を入れ替え、天井と壁を作り直しました。
新しいキッチンはLIXILの「ノクト」。片側だけが壁に付くペニンシュラ型で、本体の間口は2,574mm、ダイニング側にはテーブルとして使えるカウンターを設けています。シンクに立つと、そのままダイニングとリビングが見渡せます。
扉の色は「コウノキ」。ワークトップは人造大理石のベーシックホワイト。背面の収納も同じ扉色でそろえ、カウンターだけを白にしています。これまで使ってこられた食器棚は、そのまま残しています。


KITCHEN SPEC
- キッチン/LIXIL ノクト ペニンシュラI型 本体間口2,574mm × 高さ850mm ダイニング側テーブルタイプ
- 扉・取手/NM3 コウノキ / シャインニッケル スリム取手
- ワークトップ・シンク/人造大理石 ベーシックホワイト / ステンレス製 ひろびろWサポートシンク
- 水栓/グースネックのハンドシャワー水栓(エコハンドル)
- 加熱機器・換気/3口ガスコンロ(ガラストップ・無水両面焼グリル・トップ間口60cm)/ レンジフード連動
- 背面収納/ノクト システム収納(扉:NM3 コウノキ)+メラミンカウンター フレークホワイト/スライドストッカー4段引き出し
- 既存利用/食器棚はそのまま残しています
- 下地・設備/柱の入れ替え/垂れ壁・天井の造作/床下収納の塞ぎ/外壁コア抜き・換気ダクト接続/給排水管の移設・接続/ガス配管/分電盤交換/ダウンライト3灯/ダクトレール
KITCHEN NOTE
キッチンを壁付けから対面に変える工事では、機器を選ぶ前に「そこまで配管と排気を持っていけるか」が先に決まります。給水・給湯・排水の位置、ガス、レンジフードの排気を外へ抜く経路。今回は外壁にコアを抜いてダクトをつなぎ、給排水は解体の段階で経路を確認したうえで移設しました。仕切っていた柱も、構造を確認しながら入れ替えています。
06 / 2025.09 INTERIOR玄関から和室まで、続けて整える
キッチンと同じ工事で、玄関・廊下・階段・リビングダイニング・和室の内装まで手を入れました。床は既存のフローリングの上からサンゲツのフロアタイルを張り、壁と天井はクロスを張り替えています。玄関の上がり框は、リフォーム用の框で納めました。


玄関ホールの比較です(BEFOREは玄関ドアの交換前に撮影したもの)。右手の木のルーバー収納は、どちらにも写っている既存のものです。
リビングダイニング側には、造作の可動棚をつくりました。壁掛けテレビのための下地とアンテナ・電源の移設も、この工事で一緒に行っています。和室は、砂壁を落として下地から作り直し、襖を張り替えました。長押・廻り縁・畳は、そのまま使っています。
INTERIOR SPEC
- 床/サンゲツ フロアタイル(既存フローリングの上に上張り)/リビングダイニング・キッチン・玄関・廊下・階段
- 壁・天井/クロス張り替え(玄関・階段・廊下/キッチン/リビングダイニング/和室) 下駄箱上に1面アクセントクロス
- 建具/Panasonic ベリティス 引違い戸(PA型・イデアオーク柄/両側ソフトクローズ)
- 造作/可動棚(アートランバー7枚+ステンレス棚柱・ホワイト)/カウンター下地/収納壁下地/廻り縁・巾木の交換/玄関框
- 和室/砂壁の撤去・下地から作り直し/天井ベニヤ上張り/クロス/襖の張り替え(板戸6枚・押入れ2枚) ※長押・廻り縁・畳は既存のまま
- 電気/壁掛けテレビ用の下地とアンテナ線・電源の移設/玄関・廊下のスイッチコンセント交換/インターホン取付/引掛けシーリング交換/カーテンレール
07 / NOTE担当者から
こちらの施工事例も是非ご覧ください

















担当:岩井 亮祐
最初のご相談は浴室だけでした。そこから玄関ドア、キッチンと、同じ年のうちに3回お伺いすることになりました。
段階的に進める良さは、一度暮らしてみてから次を決められることだと思っています。浴室と洗面が新しくなって、毎日の使い心地が変わってから、次はどこを、という話になる。最初にすべてを決めきらなくていい分、一つひとつの判断が具体的になります。
キッチンは、機器を選ぶ前に配管と排気の経路を確かめるところから始めました。壁付けから対面へ動かせるかどうかは、たいていそこで決まります。
使えるものは残しました。食器棚も、和室の長押も畳も、玄関のタイルもそのままです。全部を新しくすることが目的ではありません。